天高く日は高く
喜びは悲しさの上に
満たされなさは幸福の上に
あらゆる事象は我が手に在り
あらゆる災厄が頭上を通り過ぎていく
見えざるも見えざらざるも
人は等しく解りかね
その迷いの中で答えを見出す
迷いこそが答えであり
人即ち迷いである
全ては蒼き空の下に
等しく貪欲に住まう
故に決して満たされぬ
生きる為に満たされぬ
生とは渇望
満ちたいが為に生き
生きたいが為に満たされぬ
皮肉から産まれた生ならば
この不確かな心もまた
当然の帰結であろう
認めることだ
私はずっと不完全であり
不完全であるからこそ私である
皮肉だからこそ生きられる
そういう生を我々は選び生きてきた
全ては青く、美しく
すべてにおいて等しく
空に還る
私もまた空に還る
空に |