14-12.

 クワイエルが居た。

 仕切りのない大部屋の中に作られた、小さな囲い。その中にクワイエルが居た。

「・・・・・!!」

 彼は安堵した顔をハーヴィに向けたが、ここに現れた事に疑問を抱いているようではなかった。それは

つまり、ここに来る事を知っていた、という事になる。

「彼らの言う通りだった」

 側に鎧種が居るのだが、クワイエルは構わず話し始めた。もしかしたら鎧種の姿が見えていないのかも

しれない。もし見えていたとしたら、鎧種への興味を抑えていられる筈がないからだ。

 それとなく教えようかとも考えたが、余計な事をすると鎧種に何をされるか解らない。ハーヴィにはど

うしても彼らが味方であるとは思えなかったし、確かに約束を守ってクワイエルまで案内してくれたが、

その後どうするか、そしてハーヴィ達に危害を加えないという約束をした覚えもない。

 それにクワイエルが鎧種の存在を知っていても、知らなくても、同じ事だろう。どうせ対抗できないの

だから、余計な危険を招く真似をするのは止めようと思い至る。

 慎重なハーヴィらしい答えだった。

「実は・・・」

 クワイエルが言うには、ここに連れて来られて話を聞かれた後、暫くは牢のような場所に入れられてい

たのだが、急にそこから出され、この場所に連れて来られたらしい。それからここで待っていれば仲間に

会えるだろう、と教えられ、それ以後は接触がない。仲間達がここに居るかどうかも解らないとの事。

 屈強種達はいつの間にか消えてしまい、こちらもどうしたのか解らない。

 ハーヴィが更に詳しく問い質そうとすると、突如轟音が轟(とどろ)き、恐ろしい魔力波の爆発が彼ら

を襲った。

 これは予定外の事だったのか、慌てたように側に居た鎧種が何処かへ去る。任務を果たした以上、後は

関係ないという事か。置いてけぼりにされた事に不安を覚えたが、殺されないだけましだと思い直す。

 そして改めて鎧種の事をクワイエルに教え、ハーヴィの状況を知らせると共に今後の事を話し合った。

 何が起こっているのかは解らないが、とりあえず行動の自由を得た。ならこのまま黙って待っている理

由は無い。

「放って置かれているのですから、勝手にしてもいいのでしょう」

 というクワイエルの言葉を皮切りに、二人は好きに行動し始めた。この辺は魔術師の面目躍如(めんも

くやくじょ)である。

 しかし当てもなくさまよっていても仕方がない。ある程度見当を付ける必要があった。そうしなければ

思い切った行動も取れない。

 その為に考えたのが、ハーヴィにかけられている仲間を感知する魔術を利用する事だったが、理論も構

成もさっぱり解らないのですぐに諦めている。

 そこで、クワイエルが囚われていた牢に行ってみよう、という事になった。

 幸い、クワイエルは道順をある程度覚えている。ある程度、という部分が気になるが、他に当てを思い

つかないのだから仕方がない。ハーヴィは諦めて付いて行く事にした。



 案の定迷ったが、ここは入り組んだ廊下などなく、仕切りもほとんどないので、現在地を見失う事はな

かった。詳しい道順は解らなくても、大体何階下なのか上なのかが解っていれば、後はどうにでもなる。

 構造の単純な建物は馴染みのない者にはありがたい。苦労はしたものの、数時間費やして、ようやく牢

のある部屋にまで辿り着く事ができた。その間も激しい魔力波が二人を襲ったが、彼らにかけられた魔術

がまだ生きているらしく、耐えられない程ではなかった。不思議な程平気で居られた。

 しかし牢に着いてからがまた大変で、広い空間を無数の小部屋が埋めているのだから、それら全部を調

べるには二人で協力しても数時間は必要だろう。

 もしかしたらここは牢ではなく、避難場所なのかもしれない。どう考えても視界を埋め尽くすような数

は要らないだろうし、時間という変化を受け付けない場所というのは、罰として閉じ込めておくにはおか

しい気もする。

 永遠の退屈という罰もあるかもしれないが、それなら飢餓状態にでもした方が簡単で話は早い。世話を

しないで済むという利点もあるが、いざという時に避難する為の場所なのだと考える方がしっくりくる。

 それとも彼らは肉体的に衝撃を与える事を罰と考えず、精神的に与える事こそが本当の罰だと考えてい

るのだろうか。

 確かに肉体的な傷はいずれ消えるが、精神的なものは消え難い。犯罪も精神から生み出される以上、そ

れに罰を与える方が自然であるようにも思える。

 でもそう考えても、やはりこの数は異常だ。屈強種の数が解らないからどうとも言えないが、これだけ

の牢が必要だろうか。

 姿が消えている以上、何処かには居なければならない訳で、ここに避難していると考える方が自然な気

がする。

 まあともかく、仲間達が囚われているとすればここなのだから、彼らを探すだけである。

 避難しているのなら、屈強種も邪魔しないだろう。多分

 二人は急いで一つ一つの部屋を調べて行った。しかし結局誰一人として見付からなかった。

 どの部屋も見る限り空で(空き部屋を区別する為なのか、どの小部屋も扉が開いていた)、何の痕跡も

残っていない。

 まるでまだ一度も使われた事がないかのようだ。

 クワイエルが閉じ込められていた場所も、今となっては解らない。確かにそこは時間から隔離(かくり)

されている。何の思い出も記憶も残らない。ただ現実から切り離す為だけの場所。そして永遠に生と共に

居られる場所。

 時間からの隔離。それは即ち、不老不死、不変。

 時間の流れない世界、つまり無限に時間がある世界。

 孤独で退屈な世界。

 この部屋に居た時の事を思い出すと、今から思えば何とも言えない不安感が押し寄せてくる。世界から

除け者にされたような、一人だけ置いていかれたような、惨めな気持ち。

 これは体験した者にしか解らない。

 確かに罰といえば、罰なのかもしれない。

 探しても見付からない以上、ここには居ないと見るべきだ。

 解らないように魔術で隠している可能性もあるが、鎧種でも閉じ込めていればともかく、クワイエル達

にそこまでする意味が見付からない。面倒になれば押し潰してしまえばいい。それだけで済む存在だ。

 鎧種と関係がない以上、執着する理由もないし。それでも生かしてくれていたのは、屈強種の善意なの

だろう。それとも何か理由があったのだろうか。

 どちらにせよ、隠されていては見付ける事はできない。残念だが、諦めるしかない。

 彼らの狙いが解らない以上、ここで考えていても無駄だろう。

 クワイエル達は彼らにとって無価値で、どうでもいい存在。だからこそ今も無視されている。そう考え

る方が、おそらく当たっている。

 だとすれば、仲間達もどこかに見捨てられているのだろうか。或いはさらわれたあの場所に、今も居る

のだろうか。

 こうなってくると、さらわれたのはハーヴィとクワイエル二人だけなのではないか、という考えが浮か

んでくる。

 少なくとも屈強種がさらったのはクワイエル一人だろう。もし他の仲間達をさらっていたとしたら、同

じようにここに入れていた筈だからだ。わざわざ別に置く意味はない。

 鎧種の方は仲間達を捕らえているような事を匂わせていたようだが、ハーヴィの言葉を聞く限り、信用

できるものではない。約束は守るかもしれないが、約束していない事なら平気で嘘をつく。彼らの社会が

約束事で成り立っている契約社会なら、そういう可能性も少なくない。

 ハーヴィは細かく約束を結ばなかった事を悔やんだが、それも今更どうにもならない事だ。

 話し合った末、こうなった以上はさっさとここを脱出し、とにかく元居た場所に戻ってみよう、という

事になった。

 クワイエル達は牢部屋を出、出口を探す。



 今居る場所が何階か解らないので、とにかく下へ下へ移動し、一番下の階層から順に調べる事にする。

 そうしていれば、いつかは出口のある階に辿り着くだろう。それともここに出口とかいう洒落た物は作

られていなく、最上階の天上に穴でも開いていて、そこから飛び立って行くのか。

 確かにそうした方が出入りに便利なような気もする。

 どうしようか迷ったが、結局初志貫徹(しょしかんてつ)という事で、下から調べていく事に決めた。

 そして仕切りのない巨大部屋の穴から落ちて行く。

 落下制御の魔術を使い、真っ直ぐに落ち続けていると、何だか楽しくなってきた。

 ただひたすら下に落ちる。それだけの事が、何でこんなに楽しいのだろう。

 飛んでいるように感じられるからかもしれない。

 閉じられた部屋という空間の穴から穴へ落ちていくだけなので、開放感とは無縁だったが。それでも穴

をくぐる度に新たな世界を感じ、そこに出口があるかもしれない、あるかもしれないという期待と共に興

奮が高まる。

 それは子供のような興奮だったが、だからこそ楽しかった。こんな遊びをしたのは、いつ以来だろう。

 口には出さなかったが、ハーヴィも楽しそうだった。彼の性格を考えると、こんな事をやったのは初め

てかもしれない。

 楽しい時間はあっという間に終わり、クワイエル達は最下層らしき場所に辿り着いた。

 そこには一切の道具という物が置かれておらず、がらんとしていて、生物の気配もしない。打ち捨てら

れたような、今のクワイエル達にはぴったりの場所だった。

「不思議な場所だ、埃すらない」

 窓も出口も見えず、暗がりの中の重苦しい場所だったが。埃一つ漂っていなく、違和感を覚えるくらい

に空気が清浄だった。まるで始まりの、初めてそれが生まれた時、場所であるかのような。

 暗闇の日溜り、闇溜り。そんな言葉が思い浮かぶ。

 もしかしたらここから彼らの全てが始まったのかもしれない。ここからは神聖さすら感じられ、他種族

であるクワイエル達から見ても、独特の緊張感に満ちていた。ここには多数のなにものにも代えられない

想いが詰まっている。

 それらの想いがこの場を誰よりも主張し、暗闇でありながら奥底まで見通せるような、不思議な景色を

生み出しているのかもしれない。

 ここには今まで感じていたものとは別の魔力、いや自然力とでも呼ぶべきものがある。

 自然に生まれた、強大な魔力、命の根源とでも言えるような。

 詳細に調べたかったのだが、今はそんな時間はないし、ここは部外者が居てはいけない場所であるよう

な気がした。きっぱりと諦め、筋力強化の魔術をかけると、二人は天井に開いている穴に向かって跳ぶ。

 魔術が打ち消されるのでは、という心配もあったが、どうやら使えるらしい。

 闇溜りから一階層上がると、そこはもういつものというか、見慣れている姿だった。設計も同じ、だだ

っ広いあの空間だ。今は屈強種達の姿がないので、余計に広く感じる。

 出入り口は見当たらない。二人は更に上を目指した。

 ただ上がっていくだけでは暇なので、その間にお互いが知っている事を詳細に交換し合う。

 その間も魔力波が幾度となく彼らを襲い、たじろがせているが、何とか耐えられている。屈強種、鎧種

の魔術がなければ、すでに消し飛ばされていたかもしれない。運が良かった。

 この魔力波には覚えがある。そう、あの戦場の跡から感じられたものに似ている。あの時よりも強く感

じるのは、距離が近いからだろう。

 という事は、鎧種と屈強種がこの付近で戦っているという事だろうか。

 なるほど、全員が戦闘の為に出払っていると考えれば、ここに居なくなった事にも納得がいく。

 そんな事を考えながら進んで行くと、ようやく他と違う階を発見した。一方の壁に奥行きがあり、大き

な穴がいくつも開いている。おそらくここが出入り口だ。

 クワイエル達はその穴から外を覗き込んだ。

 すると膨大な魔力波に襲われ、抵抗虚しく跳ね飛ばされてしまった。とても耐えられない。

「くっ・・・・・」

 二人とも苦痛を押し殺し、互いを覗き込む。どうやら怪我はないらしい。

「あの穴から来るようですね」

「そうだな。外に繋がっている証拠だろう。しかし、参ったな」

「ええ・・・くっ」

 再び膨大な魔力波に襲われた。幾度も幾度も荒れ狂う。

 堪らず横に避けたが、どうしたものだろう。魔力波が吹き荒れている中、果たして外に出られるだろう

か。そして外に出て、無事で居られるのだろうか。この建物が盾のような役割を果たしてくれて、何とか

耐えられているようだが。外に出るという事はその盾を失う事を意味する。

 この魔力波をまともに浴びて、耐えられるだろうか。

 解らない。だが、推測できる事はある。

「困った状況ですが、一つ解った事があります」

「うむ」

「この穴から吹き出してくる魔力波は全く弱まっていない。つまりそれはこの建物に結界の類が張られて

いない事を意味します」

「しかし、それは・・・」

「ええ、それはおかしい。東西に居る二種は明らかな敵対関係にあります。それなのに何故結界が張られ

ていないのか。何故この場所を放棄するように全員が外へ出たのか。おそらくそれはこの建物にあった防

衛能力が失われてしまったからで、相手の目的がこの建物を制圧する事ではなく、ここに居た種を殲滅す

る事にある、という事を意味するように思えます」

「確かに。ここに居た種が全て迎撃に出たという事は、この場所に護るべきものがない、或いは護る必要

がない、という事を意味する。それでも逃げずに立ち向かったのは、退路をふさがれたか、そうする暇が

なかったか」

「おそらく後者です。鎧種が言っていた別の任務。それはこの建物の防衛能力を無力化する事だった。鎧

種がここに来る為に使った機械は屈強種の知らないものなのか。或いは、向こうにハーヴィが居る事を知

らなかったのでしょうね」

「妥当だな。我々の意識の中では」

「ええ。そしてこの建物に執着がないという事は、この場所は今は空で、我々が逃げるのを遮るものはな

い、という事を意味します。でもこの魔力波の中を行くのは、彼らの魔術があっても厳しい。結局は」

「困ったな」

「困りましたね」

 二人は状況を何となく推測してみたが、それがあっているかは解らないし、例えそうだったとしても、

どうなる訳でもない。自分達よりも遥かに強大な力を持つ種と種が死力を尽くしてぶつかりあう戦場の真

っ只中に、か弱い二人が出て行かなければならない、という事実は変わらない。

 それは自殺行為と思えた。目の前の穴から漏れてくる魔力波。それだけでも体が引き裂かれそうなのに、

そんなものが好き放題吹き荒れる中、いつまで耐えられるだろう。

 膨大な魔力波を浴び続ける事は良い訓練になるが、身体を慣らせている間に逃げられる機会を失ってし

まうという可能性もあるし、何より仲間達が心配だ。

 屈強種が勝てば、こんな状況になったのも二人の責任だ、と言って処罰されるかもしれないし。鎧種が

勝ったとしても、もう用済みである二人をどうするかは解らない。

 急いでここを離れ、さらわれる前に居た場所へ戻りたいが、何度試しても出入り口から吹き飛ばされて

しまう。

 機を見計らって穴に走り込むのだが、ほとんど途切れなく魔力波が襲ってくる状況では、とても外へ出

られるとは思えなかった。

 しかし他に方法が無い。

 何度も何度も挑戦し、運良く魔力波が外に行くまでの間途切れ続けてくれる事を祈るしかなかった。



 一体何度同じ事を行っただろう。体中がきしみ、痛みを感じる事が当たり前になっている。でも痛みが

あるだけましなのかもしれない。それがある限り、生きている事を実感できる。それが無くなれば、自分

が生きているのか死んでいるのかさえ、解らなくなりそうだ。

 それ程に心身共に参っている。

 しかし今までにはこれ以上の危機もあった。この程度でへこたれる訳にはいかない。

 もう自分が何をやっているのかさえ見失いそうになった頃、ようやく穴を抜け出す事ができた。

 抜けてみれば思ったよりも短く、どうして今まで抜けられなかったのが不思議なくらい呆気なかった。

 また穴の中に押し戻されては堪らないので、すぐさま穴の側から離れる。しかしそんな事をする必要は

なかった。

 何の事は無い。戦闘が終わっていたのだ。

 辺り一面に鎧種と屈強種の亡骸(なきがら)が見え、動いている者は誰一人としていない。どちらかと

いえば屈強種の方が多いだろうか。今の所鎧種が優勢らしい。

 暫く二人で辺りを観察していると、再び膨大な魔力波が彼らを襲った。慌てて精神を集中させたが、体

中が引き千切られそうになった。気を抜いていると、そのまま滅してしまいそうだ。

 魔力波は何度も襲い来る。

 再びどこかで戦闘が始まったのだろう。生死を賭けた一戦が。

「このままでは不味いな」

 精神を集中して魔力を高めても焼け石に水。確実に存在を削られ、いつ消されてしまってもおかしくな

い。それに気のせいか彼らにかけられている魔術の効果が弱まっているような気がする。

 もしかしたらこの魔力波で魔術そのものまで削られているのかもしれない。

「でも、全力で逃げたとしても、おそらく間に合わないでしょうね」

 こうしている今も、ほとんど途切れなく襲ってくる。会話も魔術を使ったものに切り替えているが、側

に行かなければ届かない程だ。クワイエル達の魔術など無力でしかない。

 限界が来るのもそう遠くないだろう。

 決断が遅れるだけ、命も縮む。こうなれば駄目で元々、一か八か逃げてみようか、と思った矢先、クワ

イエルの目に鎧種の着ていた鎧の残骸が飛び込んできた。もしこれを使う事ができれば、この魔力波の嵐

の中でも耐えられるだろう。ほとんどが瓦礫(がれき)の山のようだが、よく探してみれば、使えるもの

があるかもしれない。

「探してみよう」

 ハーヴィも即座に同意し、それに賭ける事にした。成功の可能性は少ないが、それでも一か八か何もせ

ず逃げるよりは、遥かに生存率が高い筈だ。

 懸命に探し回ると、割と簡単に原型を保っているものを見付ける事ができた。吹き飛ばされた衝撃でそ

うなったのか、捨てて逃げ出したのか、中が開いて空になっているもの。外見にはほとんど傷はないのに、

まったく反応しないもの。などがごろごろ転がっている。

 腕が千切れているもの、装甲がへこんでいるものなどもあったが、使えればそれでいい。

 閉じていたものもちょっと力を加えれば、容易に開く事ができる物が多かった。素材も驚くほど軽く、

機能を停止している状態で見ると、おもちゃのように思える。

 動かし方はさっぱり解らないが、起動していないのでかえって簡単に着られ、軽いので服のように動か

す事ができる。起動していないままでもこの鎧を着ると、襲ってくる魔力波が随分軽い。装甲自体にも魔

力耐性があるのだろう。

 そこで取り合えず空の鎧を着込み、まだ生きている鎧を探す事にした。

 別に今のままでも良かったのかもしれないが、この鎧がいつまで持つか解らない。なるべくなら状態の

良い物を使いたかった。

 それに鎧の力を完全に使う事ができれば、この先の探索も楽になる。

 要するに、火事場泥棒である。




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